35歳で2人目の出産|体験談

今回は、看護師である先輩ママに出産記を書いてもらいました。

35歳で2人目の出産記

前回の出産から約9年が経過していました。ほとんど初産(笑)年齢は35才だし、不安がないと言ったら嘘になりますが、またあの感動を味わえると思うと、やっぱり嬉しさや楽しみの方が上回っていました。

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15キロも体重が増えて、母子手帳には毎回のように「体重注意」と「塩分制限」のハンコがお約束のようにおされていきました(笑)

だって、私の身体(お腹の子も!?)ポテチとミスドを欲していたんですもの(*^^*)毎日のように食べていたので、増えるのは当たり前ですよね(^^;

そんな感じで体重増加は止まりませんでしたが、妊娠中毒症になることもなく、爆弾のタイマーはカチカチ動き始めました。爆弾とは…陣痛のこと。

一人目の時は、死にそうになること12時間。お腹が破裂する~!って一歩手前で破水して無事に産まれてきてくれました。よく二人目は少し楽かも?って言いますが、何せ9年ぶりの出産でしたからね。多分、初産の時と同じくらいキツいんだろうなって覚悟していました。

そして、予定日の4日前。痛みの小さなウエーブがきました。病院に電話して確認すると、「10分間隔に痛みだしたらまた電話をください」って言われたので、その通りにしようと痛みに耐えていました。

そろそろ10分間隔かな?病院に再度電話をすると、来ていいですよ。とのことで、病院に向かいました。着いた後からが地獄でした。

間隔はあまり変わらないけど、痛みの程度が半端なくキツい。陣痛室兼分娩台の上で、のたうち回っていました。

高齢!?だから、こんなにキツいの?内部が老化していてキシんでいるの?何でもいいけど、この痛みは尋常じゃない。私、大丈夫かな?赤ちゃんも大丈夫かな?

痛みと痛みの間に訪れるわずかな時間で何とか正気を保っていた気がします。陣痛5分間隔くらいになると、痛みはこの世のものとは思えないくらいになりました。

思わず声が出る。「いたーい!」「もう出してください!」「お腹、切って出してー!」そうかと思えば、あまりの痛みに気を失いそうになったり。

一人目の時もこんなに辛かったっけ?とにかく耐えるしかなかったですね。それでも子宮口は全開にならないし、看護師さんは「もう少しで赤ちゃんに会えますから頑張って!」だけだし(^^;本当にで死ぬ、って思いました。

確かそんな感じで、陣痛が始まってから15時間がたち、体力は限界に近づき、気力もなくなりかけた時にやっと全開に。もう少しで生まれる!

って思って気合いを入れて、いざ分娩!ってなりましたが、なかなか降りてこれなかったようで顔(頭)を出さない赤ちゃん。

結局、看護師さんがお腹に乗り、押して、医師が手を入れて、赤ちゃんを導き、やっとのことで出産できました。本来ならここで落ち着けるはずなのですが、そうじゃありませんでした。血がとまらない!?

自分でも股の間でチョロチョロと血が流れ出る感覚がありました。子宮頚部から出ていたらしく、医師が手を入れて圧迫止血をしばらくして、しばらくしたらやっと止まりました。

その時の私はまだ気が張っていたし、横になっていたのでわかりませんでしたが、そろそろ病室に行きましょうとなって、起きようとしましたが、からだが重たい。

無理に動くと頭がガンガンする。何が起きてるんだろう?って思っていたけど、すぐに答えがでました。貧血です。

出産後に血が止まらない現象で、結局1.1リットルの血が出ちゃったらしくて、通常のヘモグロビン値が14だったのに、7.8まで下がってました。

そりゃ頭もいたくなるし、身体も重くなりますよね。そんなこんなで貧血の治療をしていただきました。あ、赤ちゃんは元気な男の子が産まれましたよ!

自分は悲惨な目にあっちゃいましたが、赤ちゃんが元気だったので良かったです。こんな感じで私の出産体験談は幕を閉じますが、出産ってすごく神秘的で感動的なイベントで、女性に与えられた幸せな役目ですね。

出産を体験した後は世界が変わりますね!さらに、どんなキツいことがあっても乗り越えられる、それくらい重要で大切な、貴重な体験になるんだと思います。女に生まれてきて良かったなってホントに思える瞬間第一位が出産ですね!